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COMPANY TANKの取材をうけました!
株式会社小林建設
代表取締役 小林 康太
(石黒) 土木業界で躍進されている(株)小林建設の小林社長。さっそく独立されるまでの歩みをお聞かせください。
(小林) 私は土木工事の職人だった父の背中を見て育ち、同じ仕事に就こうと子どもの頃から決めていました。中学校を卒業すると父が勤める会社に就職したんです。そこで修業を積み、23 歳で個人事業主として独立しました。当初は他社の応援ばかりでしたが、半年後に大きな現場をいただいたのがきっかけで状況が一変し、すべてがうまく回るようになったんです。そして、元請けさんからの要請で 5年後の 2019 年に法人化しました。
(石黒) まさに順調そのもののようですね。現在はどのようなお仕事をされることが多いのでしょうか?
(小林) 以前は住宅の基礎工事が中心でしたが、近年は店舗や障がい者施設、老人ホームなど、より大規模な建物の工事でご依頼をいただけるようになりました。
(石黒) 小林社長はいま 33 歳とのことですが、その若さで大きな現場を多数請け負える秘訣が知りたいです。
(小林) 私たちの売りは若さとフットワークの軽さなんです。当社のスタッフは20 代の若者が多く、職人の高齢化が進む土木業界では重宝されています。皆でよく一緒にバーベキューをするなど、絆の強さがさらに仲間を呼んでいるのだと思いますね。また、当社は遠方だったり工期が短かったりするなど、他社であれば「絶対に無理」と嫌がる仕事も断りません。これも強みの 1つです。
(石黒) それだけのやる気と実力を持つ若い集団を、小林社長はどうやってまとめているのですか?
(小林) 私はスタッフを叱ることがありません。いくら叱ったからといって、わからないことがわかるようになることはほとんどないからです。人間はゆっくりと成長するものだと考えているので、自ら率先して現場で汗を流し、若手に手本を見せながら伸び伸びと育てています。
(石黒) それは素晴らしい指導法ですね。お仕事のやりがいも大きいのでは?
(小林) ええ。「この工期で大丈夫だろうか」と心配だった工事を無事に終わらせた時などは、「自分たち以外の誰にもこのまねはできない」といったふうに誇らしい気持ちになりますね。
(石黒) それでは最後に、将来一緒に働くかもしれない若者へのメッセージと今後の抱負をお聞かせください!
(小林) 土木の職人はいろいろな仕事をするので手に職が付きます。覚えるまでは大変ですが、頑張れば一生ものの技術が手に入るんです。ぜひ、1人でも多くの人にこの世界に飛び込んでもらいたいですね。元請けさんに求められた仕事をこつこつとこなしていけば、自然とさらに大きな仕事が増え、それをこなすために人も設備もそろえるので、おのずと会社が育ちます。今後もこれを繰り返し、一歩ずつ成長していく所存です!
参考
COMPANY TANK 2024年5月号(国際情報マネジメント有限会社 発行 http://www.companytank.jp/)